マンゴー理論とは

 マンゴー理論は、レース結果に及ぼす予想要因を「ラップ」「適性」「未知要素」の3つの大区分として体系的に整理し、各々を詳細分析の上、統合することで狙い馬を導出する競馬データサイエンスの概念により、高精度に馬券を的中させることを目指す予想法です。

本ホームページ運営者のマンゴーが考案した予想法のため「マンゴー理論」としました(他に深い意味はありません)。

 

 「ラップ」とは、馬の能力を表す主なパラメータとして、スピード、切れ、スタミナ、パワーの4つを挙げ、各パラメータをラップをもとに分析します。ここでいうラップとは、全体時計、テン、ラスト3ハロンという定番はもちろん、レースごとの馬場差、ラスト1ハロンの伸び、道中の急落・急速の有無、ラップが上がる地点、テンの2ハロン目なども多分に重要であり、かつレース映像を見ることでの馬の手応え、瞬発性、折り合いなども加味して能力を判断します。着目すべき要素は多々ありますが、スピード、切れ、スタミナ、パワーの本質を捉え、馬の能力を正しく把握することが予想の根本です。

 

 「適性」とは、距離適性、コース適正(左回り/右回り、小回り、直線の坂の有無、スタートから最初のコーナーまでの距離)、芝/ダート、馬場適性などが挙げられます。馬の能力から推し量れるものもありますが、完歩の大きさや血統、調教方法、気性などにも左右されます。条件が少し変わる(一ハロン伸びる、直線坂がある)だけで大きく結果が変わるのが競馬です。適性はラップと同程度に重視すべき予想要因です。

 

 「未知要素」とは、正確に言うと「未知の面が大きい(即ち不確定な要素が大きい)要素」を指します。競馬予想の全ての要素は大なり小なり未知であるためこのような呼称とします。典型的にはペース・展開が挙げられますが、初めて走る距離、初めて走る重馬場などの条件面や、調教師の勝負度合い、馬の状態の良否、スタート、競走中の不利、折り合い、騎手心理、トラックバイアス、馬の成長度など多数の要素があります。2歳戦ではデータが少ないため未知要素は大きくなる傾向にあります。未知要素が大きいほど、荒れやすくなりますが、読み切ることで高配当も狙うことができます。

 

 世の中には様々な予想手法の本があります。ラップ理論、血統理論、調教理論、コースごとの傾向理論など。多くの本で書かれている内容は、傾向としては合っているものが多いと考えています。ただし競馬は上記に述べたとおり様々な要素に影響を受けます。一方向の考え方だけでなく、レース結果に関わる多様な要素を分析して総合的に判断することで馬券的中の精度を高めようという考え方でマンゴー理論は成り立っており、大量のデータから着目すべき特徴を抽出・分析する過程を経て狙い馬を導出することから、競馬の予想とはデータサイエンスの概念であると捉えています。

 

 概略は以上ですが、マンゴー理論の詳細は今後書籍としてまとめていく予定です。